心臓以外で胸苦しさの症状があるのは 心臓以外にも原因があるの?チェックすべき症状と何科に行くべきかを解説します。「胸が苦しい」と感じると、真っ先に心臓の病気を心配してしまいますよね。ですが、実は胸の違和感の原因が心臓以外(肺、消化器、筋肉、ストレスなど)にあるケースは非常に多いです。
心臓以外で胸苦しさの症状があるのは 心臓以外にも原因があるの?
「胸が苦しい」と感じると、真っ先に心臓の病気を連想して不安になりますが、実はその原因は多岐にわたります。肺や食道といった内臓のトラブル、筋肉や神経の痛み、さらにはストレスなどの精神的な要因まで、心臓以外に原因があるケースは決して珍しくありません。
大切なのは、「どのような時に、どのような痛みや苦しさが、どのくらい続くのか」という特徴を捉えることです。原因が心臓以外であっても、放置すると悪化する病気も隠れているため、まずは自分の症状の正体を知り、適切な診療科を受診することが安心への第一歩となります。
どこに原因があるのかを見極めるためのヒントと、受診すべき診療科を整理しました。
1. 心臓以外で考えられる主な原因
「胸の苦しさ」を引き起こす、心臓以外の主な病気や状態は以下の通りです。
消化器系(みぞおちから胸にかけての苦しさ)
- 逆流性食道炎: 胃酸が逆流し、胸が焼けるような痛みや苦しさ(胸やけ)を感じます。横になったときや食後に症状が出やすいのが特徴です。
呼吸器系(呼吸のしにくさを伴う苦しさ)
- 気胸: 肺に穴があき、空気が漏れて肺がしぼむ状態。突然の鋭い痛みと息苦しさが特徴です。
- 胸膜炎・肺炎: 肺を包む膜の炎症や細菌感染。深呼吸や咳をしたときに痛みが強まることがあります。
筋肉・骨格系(動かしたときの痛み)
- 肋間神経痛: 肋骨に沿って走る神経が痛み、ピリッとした鋭い痛みが生じます。
- 筋肉痛・打撲: 運動や咳のしすぎで胸の筋肉が炎症を起こしている状態。
メンタル・神経系(ストレスが関与)
- パニック障害・不安神経症: 強い不安とともに、動悸、過呼吸、胸の圧迫感が出ることがあります。
- 自律神経失調症: ストレスにより呼吸が浅くなり、胸が詰まったような感覚になることがあります。
2. チェックすべき症状(見極めポイント)
自分の症状がどれに当てはまるか、以下のポイントをチェックしてみてください。
| 症状の特徴 | 考えられる原因 |
| 食事の後に胸が焼ける、酸っぱいものが上がる | 逆流性食道炎(消化器) |
| 咳が出る、深呼吸をすると痛みが走る | 肺炎、気胸、胸膜炎(呼吸器) |
| 体をひねったり、特定の場所を押すと痛い | 肋間神経痛、筋肉痛(骨格・筋肉) |
| 突然の息苦しさと、強い不安感がある | パニック障害、過換気症候群(心因性) |
| 数秒〜数分の短い痛みで、すぐ治まる | 神経痛や一時的な痙攣の可能性 |
3. 何科に行くべき?
症状に合わせて、以下の順番で検討してみてください。
- まずは「内科」または「循環器内科」へ
- 胸の痛み・苦しさは、命に関わる疾患(心筋梗塞や狭心症など)の可能性をまず否定する必要があります。まずは内科を受診し、心電図やレントゲン検査を受けるのが最もスムーズです。
- 息苦しさが強いなら「呼吸器内科」
- 咳や痰が出る、深呼吸で痛む場合は肺の検査が必要です。
- 胸やけや酸っぱい感じがあるなら「消化器内科」
- 胃カメラなどで食道の状態を確認します。
- 検査で異常がなく、ストレスに心当たりがあるなら「心療内科」
- 体の病気が否定された後、心のケアからアプローチします。
[!IMPORTANT]
すぐに救急車を呼ぶべきサイン
- 胸を締め付けられるような激しい痛み(30分以上続く)
- 冷や汗、吐き気、顔面蒼白を伴う
- 肩や顎、左腕まで痛みが広がっている
- 意識が遠のく感じがある
これらは心筋梗塞などの一刻を争うサインの可能性があるため、迷わず救急車を呼んでください。
